サイクリングがカラダに良い6つの理由

健康で元気でいるためには、カラダを動かす必要がある、というのはもちろん誰もがわかっていることですよね。肥満、心臓疾患、癌、精神疾患、糖尿病、関節炎などの病気は、日常的にカラダを動かすことで予防することができます。

とはいっても、日頃からカラダを動かして生活を送ろうとしても、なかなかそう簡単にはできるものではありません。そこで、毎日が忙しい現代人にとって、健康上の問題へのリスクを減らすために最も効果的な方法の一つが、日常的に「自転車に乗る」ことです。

サイクリングは、衝撃の少ない健康的な活動であり、幼児からシニアまですべての年齢層の人に親しまれています。また、楽しい上に、あまり費用もかからず、かつ環境にも優しいアクティビティです。では、どうやって日常から定期的に自転車に乗ればいいのでしょうか?その一つの方法として、仕事や買い物に行く際に自転車を使うことです。

健康問題

サイクリングは、あらゆる健康問題の発生リスクを減らすだけでなく、身体と精神のどちらの健康も促進することが証明されています。カラダだけでなく、メンタルヘルスケアにもなるので、日常のストレスを発散するにもおすすめです。

肥満と体重コントロール

サイクリングは、代謝率を上げ、筋肉を発達させ、そして体脂肪を燃焼させるため、体重を維持もしくは減少させるのに効果的です。とはいえ、体重を減らしたいのなら、サイクリングと健康的な食生活を両立させなくてはなりません。なんといっても、サイクリングは、時間や強度を調節することができる心地のよい運動です。必要に応じて、時間や強度を調節していくとよいでしょう。

ある研究によると、成人一人当たり、毎週、最低8,400キロジュール(およそ2,000カロリー)は運動で燃焼するべきである、といわれています。一定の速度でのサイクリングをすれば、毎時約1,200キロジュールのスピードで脂肪を燃焼することができます。

さらに、一日たったの2回だけ自転車に乗ることで、燃焼キロジュールをより速く積むことができます。イギリスでの研究によると、毎日30分自転車に乗ることで一年におよそ5キロの脂肪を燃焼することができる、と判明しています。

心血管疾患

脳卒中、高血圧、心臓発作は、全て心血管疾患の一種です。日常からサイクリングすると、心臓、肺、循環器を刺激・強化し、心臓疾患のリスクを軽減することができます。さらに、サイクリングは、心筋を強化させ、安静時の脈拍を減少させ、そして血中脂肪レベルを下げます。

自転車通勤をする人は、車通勤をする人と比べて、排気ガスを浴びる量が2倍から3倍ほど少なく、自転車通勤をする人の方が、肺機能は良好であると言えます。20歳から90歳の3万人を対象にした14年間にも及ぶデンマークの研究によると、習慣的なサイクリングで心臓疾患を防げる、ということが証明されています。

がん予防

多くの研究者によって、運動とがんの関係が調査されてきました。現時点では、自転車に乗ることで「乳がん」および「大腸がん」のリスクを軽減させる、と示す研究が出ています。

糖尿病

最近では、2型糖尿病の有病率が上昇しており、世界全体的に深刻な脅威となっています。なお、糖尿病の主な要因は、運動不足であるとされています。毎日30分以上自転車に乗る人は、糖尿病羅漢の可能性が40%減少する、ということがフィンランドの研究で分かっています。

骨損傷・関節炎

骨の強度、バランス、整合性は、全てサイクリングによって向上します。また、骨折や転倒の予防にも役立ちます。サイクリングは衝撃の少ない運動で、関節への負担が少ないため、変形性関節炎を患っている方には、特にサイクリングがとても効果的なアクティビティとなっています。

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